熊大画像診断・治療科イメージ

熊大画像診断・治療科は
こんな科です

熊大画像診断・治療科は画像診断やIVR(画像下治療)を中心として全身のあらゆる疾患を診る診療科です。 また内視鏡やエコーなど幅広い検査を取り扱い、研修終了後には画像診断をはじめ、IVR、内視鏡などのスキルを身につけることを目指しています。

熊大画像診断・治療科の診療・研究レベルは我が国でトップクラスであり、CT・MRI・核医学検査といった画像診断の基本から最先端技術まで幅広く研修することができます。IVRの症例数も多く、緊急IVRから特殊手技まで充実した研修が可能です。 また、放射線治療科もローテートすることによって、腫瘍医学の考え方を身につけることができます。本プログラム終了時には放射線専門医の資格を得るに十分な知識と技能を得ることが可能です。さらに、内視鏡認定医、検診マンモグラフィ読影認定医なども取得可能です。

研修においては熊大病院画像診断・治療科、放射線治療科と第一線の教育関連病院とが緊密にタイアップし、基幹病院である大学病院と関連病院の教育責任者が直接指導にあたります。また、研修期間中に大学院への進学も可能であり、専門医と学位の両方の取得を目指すことができます。 熊大画像診断・治療科には例年3名~6名の入局があり、熊大出身者だけでなく他大学出身の入局者も多く迎え、現在、大学病院及び関連病院で楽しく研修中です。また他の診療科からの再入局(転科)の受け入れ実績もあり、歓迎しています。熊大画像診断・治療科は多くの指導医と関連病院を有しており、入局者のニーズと適性にあわせた研修環境を提供します。

教授ごあいさつ
平井教授

熊本大学大学院生命科学研究部
放射線診断学講座

教授平井 俊範

令和2年9月1日付けをもちまして熊本大学の講座担当者として5年ぶりに母校に戻ってまいりました。私は平成元年に第3代の髙橋睦正教授が運営をされていた教室に入り、神経放射線学を専門として研鑽を積みました。この度第5代教授として先代山下康行教授から伝統ある教室を引き継ぐことを光栄に思います。また、この伝統ある教室をさらに発展させていく所存です。

本教室は、現在画像診断(CT/MRI診断)、核医学(SPECT/PET診断・内照射治療)、インターベンショナルラジオロジー(IVR)の3つの部門を担当しています。内科や外科などの各診療科を縦糸とすると、放射線科は病院の中で他診療科を横断的に補助する横糸として機能しています。現在の高度化した医療において、放射線科は病気を正確に診断し、治療する上で重要な役割を担っています。

私どもの教室では最先端のCT、MRI、PET装置を駆使して高度な画像診断を行っております。また、IVRにおいても本邦で屈指の症例数で、非常に高度な技術で診療しています。いずれの領域でもトップレベルの診療・研究の業績を上げています。また、教育においても環境整備や支援体制の充実を図り、優れた放射線科医の養成を行っています。さらに熊本県下を始めとした多くの公的病院に放射線科専門医が常勤医として勤務し地域医療にも貢献しています。

医療における画像診断とIVRの重要性は近年、加速度的に増しています。病院の中央部門として医療の質を規定しているといっても過言ではありません。しかし、本邦ではまだまだ放射線科医が不足している状況であり、このような最先端の放射線医学にキャリアをかけようという情熱ある若手医師を広く募集いたします。